日本庭園や滝があり和の雰囲気が漂う店内で、1Fにはカウンター席とテーブル席、2Fには30名を収容できる部屋を備えています。熟練の職人が目の前で天ぷらを揚げる様子を眺められるカウンター席は特におすすめです。リーズナブルもちょっと豪華な懐石料理も対応して使い勝手抜群のお店。誰を連れてきても恥ずかしくなく、高い評価を得ている人気店です。
感想

事前に電話でコースと席を予約して訪問。お店に到着すると一品目が準備されていました。豪華な八寸を目にし、次に出てくるお料理がどんななものかワクワクしてきました。
また赤ちゃん連れだったのでバンボ(赤ちゃん用の椅子)を貸してもらいました。
八寸

特に左から2つ目の里芋の煮物が、トロトロで美味しかった。
お造り
お造りは3種のお刺身が乗っていました。エビのお刺身は頭としっぽがついてくるのですが、頭の中がトロトロで身は甘くてとっても新鮮。
天ぷら
矢車の看板メニューである天ぷらは、衣が薄くカラッと揚がっているのが特徴です。油っぽさを感じさせず、素材本来の味わいを存分に楽しむことができます。特に、地元福井の新鮮な魚介類や野菜を使った天ぷらは絶品です。

えび、こんにゃく、ブロッコリーの天ぷらです。
えびが大きくてプリプリで食べ応えあり。塩より天つゆが合います。
ブロッコリーの天ぷらは初めて食べたのですが、つぼみの部分がふわふわ、茎も柔らかく天ぷらの相性抜群です。
こんにゃくは味噌がちょうどいい甘さ。

続いてほたて、舞茸、かぼちゃの天ぷら。
ホタテは粒がとっても大きい!そして天つゆが合う。
かぼちゃ分厚くてホクホク。かぼちゃは塩をつけて、衣のカリッとした食感を楽しみながら食べるのがいい。

続いて懐石メニューにはなかったのですが、店内に貼られていたメニューで気になって 別途注文しただだみ天。最初から醤油がかかっており、この食べ方がおすすめのようです。口に入れるとクリーミーでとろけました。衣のサクサクとトロトロがマッチした大人のメニュー。
かに酢

同じ酢の物でも八寸のめかぶの酢の物とは味付けが異なります。かに酢はお酢が酸っぱすぎず、ほんのり効いた酸味ちょうどいい。かに棒がいっぱい入っていました。
茶碗蒸し

茶碗蒸しの上には優しい出汁の味のあんがかかっていました。中に入っているしいたけがプリプリした食感。他には三つ葉とホタテが入っておりシンプルな内容。中の豆腐部分は味付けがそこまで濃くないけれども、茶碗蒸しを食べ終わると満足感がありました。
ご飯もの、お味噌汁、お漬物
続いて土鍋が到着。4人で囲むような大きさの土鍋が到着。「え、鍋注文したっけ?私たち2人しか食べないのにサイズ間違えた?」と思うような大きいサイズ。蓋を開けると、ぎっしりとたこが敷き詰められており、その上にはネギと胡麻が惜しげもなく乗っている。たこ料理が土鍋で来たと思ったら、よく見ると下にはご飯が。「あ、たこ飯か」と、この時点でやっとご飯ものであることに気付いた筆者。ぱっと見ではご飯の存在に気付かないほどのたこだ。



たこがプリプリで柔らかい。そしてタコのないお米だけでも美味しい味付け。赤だしも濃すぎない味付けでちょうどいい。ごはんの量が2合ぐらいあり、余ったらお持ち帰りにしてもらえます。

持ち帰ったたこ飯は我が家の晩ごはんになりました。
デザート

甘酸っぱいゆずの味がしっかりするシャーベットに甘いマンゴーが相性GOOD。
まとめ
天ぷらは高級料理のイメージがありますが、矢車の価格設定はリーズナブルで、品質の高さを考えると非常にコストパフォーマンスが良いと言えます。伝統的な技法と新鮮な食材を活かした天ぷらを楽しめる名店です。カジュアルな雰囲気ながら、本格的な天ぷらを味わえる点が多くの客に支持されています。福井を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。
店内の様子
1Fはカウンター席約8席、小上がりで掘りごたつ式になっているお座敷が約5テーブルあり。日本庭園を眺めたり、鯉が泳ぐ滝の音を聞きながらお食事を楽しむ。
2Fは全席テーブル席の30名まで収容できる部屋あり。2Fへ上がる際にはリフトも備え付けられているので、お足元に不安がある方も安心して利用できる。
利用時の状況
土曜11:30に予約来店。5分前にはのれんがかかったが、それと同時に法事後の予約客が流れるように入店。続いて家族連れなどが多数来店し、間もなく満席に。13:00退店したが、待機客が約4名。予約はしたほうがよさそうです。
場所・アクセス
910-0855
福井県福井市西方2丁目1-1
0776-23-3893
駐車場20台完備
営業時間
11:30~14:00(LO14:00)
17:00~21:00(LO20:30)
不定休
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